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子供のスポーツと水分補給

友人の息子さんは高校球児です。

その高校は山梨県でも何度か甲子園に出場した経験のある野球の名門校で、野球部の練習の激しさも学校内では有名だったそうです。

一例として無断で練習をさぼったり、手抜き行為があると罰としてグランドを100周走ることになっていて、顧問の教師もそれを認めていたそうです。

休憩時間や試合中の選手交代の時などに水を飲むことはあっても「飲みすぎるな」と言われて、野球部全体の雰囲気として「水を飲むとバテる」という意識があったようです。

またグランドを走っている間は水は飲みませんので、それもさらによくなかったでしょう。

友人の息子さんはその日の午前中、軽い風邪の症状で保健室で休んでいましたが、午後の野球部の練習を休まず参加することにしました。

野球部内には「休むことは悪いこと」「多少の体調不良で休むのは根性がない証拠」という雰囲気もあって、この日も練習に参加することにしたようです。

7月の梅雨明け直後の晴天、15:00頃ですから、気温も高く、十分な水分補給が必要なのはいう間でもありません。

しかも息子さんは軽い発熱で通常時以上に水分補給が必要です。

練習が始まり、1時間程度経過した頃、急にめまいとともにグランドに倒れこみました。

「何をへばってるんだ!立て!」と言われ、ランニングを続けようとしましたがどうにも立ち上がることができず、そのまま意識は戻りませんでした。

すぐに救急車が呼ばれ緊急入院。

脱水症状がすすみその日から1週間、意識が戻らず容態が心配されましたが、7日目に意識が戻りました。

しかし、脳に障害がのこり、いまだ下半身に不自由が残る状態です。

どうしてこのような間違った意識が蔓延しているのか非常に不思議です。

日本のスポーツの世界にはおかしな根性論、精神主義があり、水を飲まずに頑張ることに美徳を置く意識があり、これは非常に危険なことだと思います。

アマチュアスポーツ、特に発育期にある青少年の場合には、勝利を収めること以上に健全な精神と肉体の醸成を求めることにあるはずです。

おかしな精神論は捨て去り、健全な精神と肉体を育てるためにスポーツがあるという意識を部活動の顧問をはじめとする指導者が持つことこそがいま求められていると思います。

子供の水分補給についてはウチでもかなり気をつけていますが、みなさんも特に暑い夏の子供さんの水分補給についてもう一度じっくりと考えてみることをおすすめします。

子供の健康

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